立川市からのお客様 iPadmini4|液晶画面の線・ブレをディスプレイ交換で修理

iPadmini4 液晶に線・画面ブレ修理のご依頼【立川市】
こんにちは!
スマホ修理GENIE立川店です!
今回ご紹介するのは、立川市にお住まいのお客様からのiPadmini4の修理ご依頼事例です。お客様は先日、うっかりiPadmini4をテーブルの上から落としてしまい、それ以来、画面上部に黒い横線が入ってしまい、さらに画面全体がブレるような症状が出てしまったとのことでした。タブレットは落下の衝撃で画面が割れなくても、今回のように内部の液晶にダメージが及んでしまうことがよくあります。幸い、画面の操作自体は可能な状態でしたが、これでは快適に使うことはできません。今回は、液晶の線と画面のブレを解消するため、ディスプレイ(一体型)交換修理にて対応させていただきました。
衝撃による画面の線とブレが発生したiPadmini4
こちらが修理前のiPadmini4の状態です。画像からもわかるように、画面の上部を中心に何本もの黒い横線が確認できます。さらに、画面全体が細かくブレてしまっている状態でした。これは、落下時の強い衝撃により、ディスプレイ内部の液晶パネルや、本体と画面を繋ぐフレキシブルケーブルが損傷している典型的な症状です。iPadmini4のディスプレイは、ガラスと液晶が一体になった構造なので、この場合は画面全体を新しいパーツに交換する必要があります。お客様も「画面がブレると目が疲れる」とお困りのご様子でしたので、一刻も早い修理を目指します。この作業には約180分ほどお時間をいただきました。
破損したディスプレイを取り外し
iPadmini4の修理は、まずは破損したディスプレイを本体から丁寧に取り外す作業から始まります。iPadmini4のディスプレイは本体に強力な粘着テープで固定されているため、慎重に熱を加えて接着を緩めながら剥がしていく必要があります。画面は既に破損していますが、力任せに作業すると本体側にダメージを与えかねません。特に注意が必要なのがホームボタン周辺です。iPadmini4のホームボタンには指紋認証(Touch ID)の機能が搭載されており、これは本体と1対1でペアリングされている非常に重要なパーツです。このケーブルを断線させてしまうと、指紋認証機能が失われてしまうため、細心の注意を払いながらディスプレイを分離させます。熟練スタッフの手にかかれば、この繊細な作業も安全かつスムーズに進められます。
指紋認証機能を持つホームボタンの移植作業
ディスプレイを取り外した後、最も重要となるのがホームボタンの移植作業です。先述の通り、iPadmini4のホームボタンは本体のロジックボードとペアリングされており、他のパーツに交換すると指紋認証機能が使えなくなってしまいます。そのため、新しいディスプレイに元々ついていたホームボタンを慎重に移し替える(移植する)必要があります。この移植作業では、小さなフレキシブルケーブルを扱い、正確な位置に固定しなければなりません。もし固定が甘いと、ボタンの押し心地が悪くなったり、最悪の場合、使用中にホームボタンが外れてしまったりするリスクがあります。GENIEのスタッフは、このデリケートな作業も丁寧かつ確実に行い、元の指紋認証機能がそのまま使えるよう細心の注意を払って取り付けます。
画面を圧着し修理完了、各種動作チェック
ホームボタンの移植を含め、諸々の内部作業が完了したら、いよいよ新しいディスプレイを本体にしっかりと圧着していきます。圧着が不十分だと画面が浮いてしまったり、ホコリが侵入したりする原因となるため、専用の工具と適切な粘着材を用いて、元の状態と同じように強固に固定します。圧着後には、修理が無事に完了したことを確認するため、念入りな動作チェックを行います。画面の表示に線やブレがないか、タッチ操作はスムーズか、そして最も重要なホームボタンの機能(指紋認証を含む)が正常に動作するかを一つ一つ確認します。今回のiPadmini4も、新しいディスプレイに交換したことで、鮮明な画面表示とブレのない快適な操作を取り戻し、無事にお客様にお渡しすることができました。お客様にも大変お喜びいただけました!
この度は当店ご利用いただきましてありがとうございました!
- 症状iPadmini4 液晶に線が入り画面がブレる
- 対応ディスプレイ(一体型)交換修理
- 時間約180分〜
指紋認証ホームボタン付きiPadの修理で注意すべきポイント
iPadには「指紋認証(Touch ID)」が搭載されたモデルがあります。このホームボタンには大きな特徴があり、実は本体とホームボタンが1対1でペアリングされているため、他のパーツに交換することができません。そのため、もしホームボタン付近の破損が激しい場合、内部のケーブルが損傷してしまっているケースもあり、修理には十分な注意が必要です。ケーブルが損傷してしまうと、指紋認証機能が失われる可能性が高まりますので、落下や衝撃には十分にご注意ください。
ホームボタンが壊れてしまった場合は?
万が一、ホームボタン自体が故障している場合でも、別のホームボタンパーツを取り付ければ「押すボタン」としての機能は復活します。ただし、残念ながら指紋認証機能は使えなくなってしまう点はご理解いただく必要があります。
また、ケーブルの修復などによってTouch IDを復活させる高度な方法も存在しますが、これは非常に繊細な作業となるため、どうしても修理費用は高額になりがちです。
そのため、多くのお客様には無理に指紋認証を直すのではなく、AssistiveTouch(画面上の仮想ホームボタン機能)を利用する方法をおすすめしています。これにより、物理ボタンを使わなくても操作できるようになりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

Taku
店長・Apple認定修理技術者
初めてスマホを分解したのはiPhone 3G。そこから十数年、たくさんのスマホを直してきました。今ではApple認定の修理技術者として、日々いろんな機種と向き合っています。現在は総務省登録修理事業者「あんしんスマホ修理の会」の会長としても活動中。お客様の「困った」を「助かった!」に変えるため、わかりやすく丁寧な対応を心がけています。スマホのことなら、なんでも気軽にご相談ください!