栃木県からのお客様 AppleWatchSE-40mm｜タッチ不良・バッテリー交換修理

AppleWatchSE タッチ不良修理のご依頼【栃木県】

こんにちは！

スマホ修理GENIE立川店です！

今回ご紹介するのは、栃木県から郵送修理にてご依頼をいただきましたApple Watch SE（40mmモデル）の修理事例です。
「急にタッチ操作ができなくなり、勝手にパスコードが入力されてロックがかかってしまった」という、非常に困った症状でお預かりいたしました。
タッチ不良が直るなら、この機会に消耗しているバッテリーも一緒に新しくしたいとのご要望も合わせて承りました。
遠方より信頼してご依頼いただき、誠にありがとうございます！それでは修理の様子を詳しく解説していきます。

タッチ不良でロックがかかったAppleWatchSE

こちらがお預かりした際のApple Watch SEです。見た目には大きな画面割れなどは見られませんが、内部でタッチセンサーが暴走する「ゴーストタッチ」が発生していました。
持ち主様が気づかないうちにパスコードが何度も誤入力されてしまい、画面にはロックがかかっている状態です。
Apple WatchはiPhone以上に繊細な構造をしており、タッチ不良は基板や液晶のダメージだけでなく、内部への水分侵入が原因であることも多いのが特徴です。まずは慎重に内部を調査し、不具合の根源を探っていきます。

画面を取り外し内部の状態を確認

専用のヒートパッドで粘着を緩め、画面を開けてみます。通常、Apple Watchの画面は非常に強力な両面テープで密閉されていますが、今回は驚くほどあっさりと開いてしまいました。
原因はすぐに判明。画面と本体の隙間から、内部に水分（主に汗や湿気）が入り込んでいた形跡がありました。この水分がタッチコネクタ付近で悪さをし、動作不良を引き起こしていたようです。
また、バッテリーを確認すると、わずかに膨らみ始めていることも分かりました。水没の影響と経年劣化が重なり、まさに交換のベストタイミングだったと言えます。

画面とバッテリーの取り外しとクリーニング

古い画面と膨張したバッテリーを取り外していきます。最も重要なのは、本体側の基板（マザーボード）に深刻な水没ダメージがないかを見極めることです。
顕微鏡等を用いて細かくチェックしたところ、画面側の端子やセンサーは損傷が激しかったものの、幸いなことに本体側への深刻な腐食やダメージはほとんど見受けられませんでした。
これならパーツ交換だけで、元の快適な動作を取り戻せる可能性が非常に高いです。内部に残った不純物を丁寧にクリーニングし、新しいパーツを迎え入れる準備を整えます。

新しい画面とバッテリーの取り付け・テスト

新品の液晶画面と、新しいバッテリーを組み込んでいきます。今回はお客様とご相談の上、Suicaなどのタッチ決済（NFC機能）は今後使用しないとのことでしたので、スピード重視で画面ユニットごと交換するプランを適用しました。
取り付け後、数時間にわたって充放電テストを行い、バッテリーの持ちや充電スピードに異常がないかしっかり確認します。
タッチ操作も見事に復活し、勝手に動くこともありません。最後にしっかりと画面圧着を施し、栃木県のお客様のもとへ大切に発送させていただきました。

この度は当店ご利用いただきましてありがとうございました！

タッチ不良の場合はガラス交換で直る場合も！

今回は内部への浸水と液晶の損傷が激しかったため、液晶パネルを含むユニット交換となりましたが、もし画面が割れているだけで操作ができる場合や、単純なタッチ不良の場合は、「表面のガラス部のみを交換」する方法で修理できるケースもございます。
ガラス部のみの交換であれば、修理費用を大幅に抑えることができるだけでなく、Apple Watchの便利な機能である「タッチ決済」もそのまま引き継いで使用できるという大きなメリットがあります。

画面交換でどうしてもタッチ決済を使用したい場合は？

基本的には再生品や社外品の画面に交換してしまうと、ペアリングの関係でタッチ決済（SuicaやIDなど）が使用できなくなってしまいます。しかし、GENIE立川店では元の画面からタッチ決済用のICチップパーツを新しい画面へと移植する特殊作業も承っております。
この作業には高度な技術と追加の作業時間を要するため、別途「移植費用」が発生いたしますが、「どうしてもこの端末で改札を通りたい！」「コンビニでの決済を維持したい！」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。