瑞穂町からのお客様Google pixel7A|バッテリー膨張による交換修理
Google Pixel 7a バッテリー膨張修理のご依頼【瑞穂町】
こんにちは!
スマホ修理GENIE立川店です!
今回紹介するのは、東京都瑞穂町からご来店いただいたお客様のGoogle Pixel 7aの修理事例です。
最近、Android端末の中でも非常に人気の高いPixelシリーズですが、発売から時間が経過するにつれて「バッテリーに関するトラブル」でのご相談が増えてまいりました。
特に、内部からパネルを押し上げてしまうほどの膨張は、放置すると液晶破損や発火のリスクを伴うため、早急な対応が必要となります。
当店ではPixelシリーズのパーツも常備しておりますので、データはそのままで即日修理が可能です。
バッテリーが膨張して隙間ができたピクセル7A
お客様がご来店された際、まずは「バッテリーの減りが最近とても早くなって困っている」というご相談をいただきました。
しかし、詳しく端末の状態をチェックするためにケースを外してみると、バッテリーが内部で大きく膨張している影響で、本来なら密閉されているはずの背面のパネルが内側から強力に押し上げられ、大きな隙間ができていました。
この状態は、隙間から水分や埃が入り込みやすく、基板故障の二次被害を引き起こす寸前の大変危険な状態です。

膨張したバッテリーの確認
慎重に背面パネルを取り外して内部を確認したところ、バッテリーがパンパンに膨らんでいるのが一目でわかりました。
リチウムイオンバッテリーの膨張には「ガスで柔らかく膨らむもの」と「結晶化して硬くなるもの」がありますが、今回のケースは後者の「硬く膨張」するタイプの劣化でした。
この状態は、長期間の使用による経年劣化や、充電しながらの負荷の高い作業(ゲームや動画視聴など)による使いすぎが原因で、バッテリー内部の物質が物理的に変質してしまっている可能性が高いと考えられます。

バッテリーを交換し作業完了
膨張した古いバッテリーを安全に取り外し、新しい純正同等品質のバッテリーへと交換いたしました。
バッテリーを固定するテープも新しく貼り直し、浮き上がっていた背面パネルもしっかりと圧着・固定を行いました。
動作確認の結果、バッテリーの最大容量も回復し、急激なシャットダウンの心配もなくなりました。
最後に、今回の膨張原因が使いすぎによる可能性が高かったため、バッテリーを長持ちさせるための充電のコツや、高温環境を避けるなどのアドバイスもさせていただき、無事お渡しとなりました。

この度は当店ご利用いただきましてありがとうございました!
- 症状Google Pixel 7aのバッテリー膨張および背面パネルの浮き
- 対応バッテリー交換修理
- 時間約180分〜
バッテリー膨張の2つのパターンと原因
バッテリーの膨張には大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、バッテリー内部の電解液が酸化分解されて二酸化炭素などのガスが発生し、「風船のように柔らかく膨らむ」ケース。もう一つは、リチウムイオンが結晶化(デンドライトの成長)して電極の体積自体が増えてしまう「石のように硬く大きく膨らむ」ケースです。いずれもリチウムイオン電池の重大な異常ですが、特に「硬い膨張」は物理的な変質が激しく、経年劣化が進行している証拠です。
膨張したバッテリーに潜むリスク
ガスが発生しているタイプは、包材が破れてガスが漏れ出すと酸素と反応して発火する恐れがあります。一方で、今回のような硬い結晶が育っているタイプは、内部の鋭い結晶(トゲ)が絶縁体を突き破り、内部ショートを引き起こすリスクが非常に高いです。内部ショートは急激な熱暴走を招き、最悪の場合、爆発的な火災に繋がるため、単なる「電池持ちの悪さ」と軽視するのは禁物です。
【注意】膨張に気づいたら絶対にやってはいけないこと
膨らんだバッテリーは非常にデリケートです。「指で強く押して凹ませようとする」「針などで穴を開けてガスを抜こうとする」行為は絶対にやめてください。 衝撃や変形を加えた瞬間に内部ショートが起き、火柱が上がる可能性があります。もしスマホのパネルが浮いてきたり、画面ににじみが出てきたりしたら、極力充電を控えて、すぐにGENIE立川店にご相談ください。安全かつ丁寧に修理させていただきます。
Taku
店長・Apple認定修理技術者
初めてスマホを分解したのはiPhone 3G。そこから十数年、たくさんのスマホを直してきました。今ではApple認定の修理技術者として、日々いろんな機種と向き合っています。現在は総務省登録修理事業者「あんしんスマホ修理の会」の会長としても活動中。お客様の「困った」を「助かった!」に変えるため、わかりやすく丁寧な対応を心がけています。スマホのことなら、なんでも気軽にご相談ください!
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